調和

またカポエイラのお話。いい文をみつけたので、紹介。

カポエイラの真髄はここにあるんだろうな。まだよくわかってないけど・・

某所から抜粋

掲示板やメールの問い合わせで絶えないのが、「カポエイラをはじめてみたいけど体が硬い」「運動神経がない」「40歳を過ぎているんですけど」といった不安の声です。しかし一度ヴァジアソンの練習に来てください。それらが取り越し苦労だったことに気付くと思いますよ。

私たちの考えでは、足を高く蹴り上げたり、宙返りをしたり、逆立ちで5分間も静止したりできるのが、すごいカポエイラではありません。メストリ・ブラジリアは、"Capoeira é um diálogo corporal, é um jogo de pergunta e resposta"と言いますが、これは「カポエイラは体を使った対話なんだ、質問と応答のゲームなんだよ」という意味です。技の駆け引きの面白さがカポエイラの魅力であるし、この点に気づいた人だけがその奥深さを実感することができます。

動物の世界を思い浮かべてみてください。擬態であったり、おとりであったり、非力な種類ほど頭を使って身を護っていますよね。カポエイラは見かけ以上に頭脳プレーです。目にもとまらぬ速いキックや奇抜なアクロバットのみを目指すなら、おそらく他の格闘技やダンスチームを探したほうが実り多いと思います。

競争(competição)よりも協調(cooperação)を。これも多くのメストリ達が言う言葉ですが、 "Na roda de capoeira você não joga contra ele, sim com ele(カポエイラは相手と対決してするものではなく、相手と調和しながらするゲームなのだ)"という表現があります。英語に置き換えるとカポエイラは"against him"ではなく"with him"でするものなんだと言っています。あなたの相手は敵ではなくアミーゴだということですね。


すばらしいですね。